宅建は6月からでも間に合う?独学5ヶ月で合格した50代のわたしの答え

宅建は6月からでも間に合う?独学5ヶ月で合格した50代の合格記録のアイキャッチ。付箋だらけの宅建士12年過去問題集の写真 宅建

「いまから勉強を始めて、10月の宅建試験に本当に間に合うんだろうか」

6月に入ってから宅建に興味を持つと、まずこの不安にぶつかりますよね。調べると「勉強期間は6ヶ月以上必要」という情報が多く、今年は見送って来年にしようかと迷っている方も多いはずです。

でも、その判断は少し待ってください。

50代・働きながら、GW明けの5月から独学を始めて2025年度の宅建試験に一発合格したわたしが、いまからスタートする場合のリアルな合格戦略をお伝えします。

この記事では、実際の月別スケジュール、使った教材(みんなが欲しかったシリーズとYouTube2チャンネル)、そして「間に合う人・厳しい人」の分かれ目を体験ベースで解説します。

読み終わる頃には「今日から何をすべきか」が具体的に分かり、迷う時間をゼロにして勉強を始められます。

結論からいうと、6月スタートでも合格は可能です。ただし「全部やろうとしない」ことが絶対条件。その理由から説明していきます。

結論|6月スタートでも間に合う(ただし条件つき)

宅建の合格に必要な勉強時間は、一般に300〜400時間といわれています。

6月初めから10月の試験日まで、約4ヶ月半。仮に350時間を確保するなら、1日あたり約2.5時間の計算になります。平日に2時間、週末に少し上乗せすれば届く数字です。

「毎日2時間以上」と聞くと身構えるかもしれません。ただ、わたし自身がGW明けから始めて間に合った経験からいえば、時間の長さよりも大事なことがあります。

それは、やらないことを最初に決めることです。

宅建の試験範囲は広く、すべてを完璧に理解しようとすると時間がいくらあっても足りません。6月スタートで合格する人は、出題の多い分野に絞って、捨てるところは潔く捨てています。この記事の後半で、わたしが実際に削った部分も含めてお見せします。

わたしの実績|働きながら独学5ヶ月のリアルデータ

まず、わたしの実例を簡単に紹介します。

  • 学習開始:2025年5月(GW明け)
  • 受験:2025年10月の本試験で一発合格
  • 学習スタイル:完全独学(通信講座・予備校なし)
  • 年代:50代、フルタイムで働きながら
  • 教材費:みんなが欲しかった!シリーズ4冊のみで、合計約1万円

通信講座だと5万〜10万円かかることを考えると、独学のコスト面の身軽さは大きな魅力でした。

1日の勉強時間は、平日は朝1時間+夜1時間、休日は2〜3時間。

わたしの場合、朝のトレーニングを習慣にしていた流れで、勉強も朝の時間帯に組み込んだのが続いた理由だと感じています。意志の力に頼らず、生活の中に固定してしまうのがコツでした。

問題集を2回解いて、初めての過去問チャレンジで20点台だった時は、やめようかと思いました。それでも間違えた分野を一つずつ潰していくと点数は確実に伸びていき、最後には合格点を超えられました。

試験当日の自己採点の詳細は、こちらの記事にまとめています。

宅建試験2025 自己採点と5か月の学習記録

月別学習計画|わたしの実例と「6月スタート圧縮版」

わたしの実際の5ヶ月

正直にお見せします。GW明けスタートのわたしの流れはこうでした。

時期やったこと
5月テキストを揃える。宅建業法のインプット開始
6月宅建業法を一周。権利関係(民法)に着手
7月権利関係の続き。試験の申込み
8月法令上の制限・税その他。論点別過去問題集を並行
9月12年過去問題集の周回に全振り
10月直前予想模試で本番形式の練習。新しいことはやらず、間違えた問題だけ繰り返す

勉強スケジュールを立てるも、仕事が忙しく平日思うように勉強できず、週末調整やスケジュールの見直しを何回も行いました。

6月スタートなら、ここを削る

この記事を読んでいるあなたは、わたしより約1ヶ月短い計算です。そこで、もしわたしが6月から始めるならどうするかを考えてみました。

削るのは、権利関係(民法)の深追いです。

民法は範囲が広いわりに、深入りしても得点が伸びにくい分野です。逆に宅建業法は配点が大きく、暗記中心で努力がそのまま点になります。6月スタートなら、宅建業法と法令上の制限に時間を厚く配分して、民法は頻出テーマ(意思表示、代理、抵当権、借地借家法あたり)に絞るのが現実的です。

完璧主義を捨てる勇気が、短期合格のいちばんの武器になります。

7月の試験申込みだけは絶対に忘れない

勉強より先に、カレンダーに申込み期限を書き込んでください。

宅建試験の申込みは例年7月です。2026年度(令和8年度)は、インターネット申込みが7月1日から7月31日23時59分まで、郵送申込みが7月1日から7月15日までとなっています。

どれだけ勉強が順調でも、申込みを忘れたらそこで終わりです。試験日は2026年10月18日(日)です。

使った教材はテキスト1シリーズ+YouTube2チャンネルだけ

教材選びで迷う時間はもったいないので、わたしが実際に使ったものをそのまま紹介します。この組み合わせだけで合格できました。

みんなが欲しかった!宅建士シリーズ(TAC出版)を4冊

わたしが揃えたのは、同じシリーズの4冊です。

  • 宅建士の教科書(インプットの軸)
  • 宅建士の論点別過去問題集(教科書と完全リンク。分野ごとの演習用)
  • 宅建士の12年過去問題集(年度別の実戦演習用)
  • 宅建士の直前予想模試(仕上げの力試し)

別々の出版社で買い集めず同じシリーズに統一したのは、教科書と問題集がページリンクでつながっていて、間違えた問題から該当ページへの往復が速いからです。独学は「分からないところで止まる時間」が一番の敵なので、この往復の速さは想像以上に効きました。

使う順番もこの並びの通りでした。教科書を読みながら論点別過去問で分野ごとに固め、9月からは12年過去問を周回、10月の直前期に予想模試で本番形式の練習という流れです。

みんなが欲しかった宅建士シリーズ4冊(教科書・論点別過去問題集・12年過去問題集・直前予想模試)
わたしが使った4冊。右上の12年過去問題集は、試験が終わる頃には付箋だらけになっていました

4冊の中でも特に使い込んだのは問題集です。12年過去問題集と直前予想模試で自分の弱点を知り、論点別過去問題集で弱点分野を何度も解き直しました。

2026年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 【電子書籍】[ 滝澤ななみ ]
みんなが欲しかった!宅建士の論点別過去問題集 2026年度版
2026年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集 [ 滝澤 ななみ ]

棚田行政書士の不動産大学(YouTube)

毎日配信されているので、通勤時間や家事の合間に流すだけで学習リズムが途切れません。替え歌での暗記法は最初は驚きますが、試験直前に頭の中で再生されて何度も助けられました。

直前対策の動画は、毎朝の出勤準備の合間に聞き流していました。特に自分の弱点分野は、何度も繰り返し再生しました。

ゆーき大学(YouTube)

図解中心の講義動画で、テキストだけでは腹落ちしなかった部分の理解に使いました。特に権利関係(民法)はテキストを読むより、まず動画で全体像をつかんでからテキストに戻ると効率的でした。

なお、ゆーき大学には有料の「神ノート」という教材があります。わたしも正直少し気になりましたが、みんなが欲しかったシリーズで情報は足りると判断して購入しませんでした。結果として、買わなくても合格できています。テキストを別で持っているなら、必須ではないというのがわたしの実感です。

間に合う人・厳しい人の分かれ目

5ヶ月間やってみて感じた、6月スタートで間に合う人の条件はこの3つです。

  • 平日に合計2時間前後の勉強時間を確保できる
  • 完璧主義を捨てて、出る分野に絞る割り切りができる
  • 申込みから試験日まで、生活の優先順位を一時的に勉強へ寄せられる

逆に、平日の可処分時間がどうしても30分以下になってしまう時期が続く方や、今年の夏に大きなライフイベントを控えている方は、無理に今年に詰め込むより、来年の試験を見据えて今からゆっくり始める方が結果的に近道かもしれません。

その場合でも、いま宅建業法のインプットだけ始めておくと、来年の自分が大きく楽になります。始めること自体に、早すぎるも遅すぎるもありません。

まとめ|迷っている時間がいちばんもったいない

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 6月スタートでも、1日2時間強の確保と「やらないことを決める」割り切りがあれば間に合う
  • 配点の大きい宅建業法を軸に、民法は頻出テーマに絞る
  • 教材はみんなが欲しかったシリーズ+YouTube(棚田行政書士・ゆーき大学)で十分
  • 7月の試験申込みだけは何より先にカレンダーへ

わたし自身、GW明けに「今年は無理かな」と思いながら始めました。それでも合格できたのは、特別な才能ではなく、始めてしまったからだと思っています。

迷っている時間がいちばんもったいない。この記事を閉じたら、まずテキストを注文するところから始めてみてください。

5ヶ月間の学習記録と自己採点の詳細はこちらの記事でどうぞ。

宅建試験2025 自己採点と5か月の学習記録

コメント

タイトルとURLをコピーしました