「宅建のテキストは、みんなが欲しかったシリーズが良いって聞くけど、本当にこれだけで合格できるの?」
教材選びで検索すると、この疑問にぶつかりますよね。レビュー記事はたくさんあるものの、中身の紹介ばかりで「実際にどう使って合格したのか」まで書かれたものは意外と見つからないはずです。
この記事は、その「実際のところ」を書いたものです。
みんなが欲しかった!宅建士シリーズの4冊だけを使い、独学5ヶ月・自己採点40点で2025年度試験に一発合格した50代のわたしが、4冊それぞれの役割と使う順番、そして正直に感じた弱点までお伝えします。
読み終わる頃には、自分に必要な組み合わせが分かり、迷わずに学習をスタートできます。
結論からいうと、この4冊だけで合格は十分可能です。ただし、使う順番を間違えないことが条件。その理由から説明していきます。
結論|この4冊だけで合格できる
先に結果からお見せします。
- 使った教材:みんなが欲しかった!宅建士シリーズ4冊のみ(他社のテキスト・問題集・通信講座は一切なし)
- 学習期間:2025年5月(GW明け)から10月の本試験まで約5ヶ月
- 結果:自己採点40点で一発合格(2025年度の合格点は33点)
合格ラインを7点上回れたので、「ギリギリ運よく受かった」ではなく、この4冊で合格に必要な力は十分に付く、と自分の結果から言えます。
補足しておくと、理解の補助としてYouTubeの無料動画(棚田行政書士の不動産大学、ゆーき大学)は併用しました。ただしお金を払った教材はこの4冊だけ、合計約1万円です。

わたしが使った4冊と、それぞれの役割
シリーズには複数のラインナップがありますが、わたしが揃えたのはこの4冊です。役割がきれいに分かれているので、1冊ずつ紹介します。
なお、わたしが使ったのは2025年度版です。宅建は毎年法改正が出題されるため、これから買う方は必ず最新の2026年度版を選んでください。
宅建士の教科書|インプットの軸
フルカラーで図解が多く、法律の学習が初めてでも読み進めやすいのが最大の長所です。分野別に3分冊できるので、通勤カバンに1冊だけ入れて持ち歩けるのも、働きながらの独学では地味に効きました。
正直な弱点も書いておくと、権利関係(民法)はこの教科書だけでは腹落ちしにくい部分がありました。わたしはYouTubeの解説動画で全体像をつかんでから教科書に戻る、という順番でカバーしています。
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宅建士の論点別過去問題集|分野ごとの演習用
教科書と「完全リンク」しているのがこの本の価値です。問題を間違えたら教科書の該当ページにすぐ戻れるので、独学の敵である「分からないまま止まる時間」が発生しません。
わたしの使い方は、教科書で1分野読むごとにこの問題集で同じ分野を解く、の繰り返し。そして後半戦では、過去問や模試で見つかった弱点分野を、この本で何度も解き直しました。4冊の中でいちばん開いた回数が多い1冊だと思います。
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宅建士の12年過去問題集|実戦演習の主役
年度別に12年分の本試験問題が収録されています。問題と解説が分冊になっているので、答え合わせのたびにページを行ったり来たりしなくて済むのが使いやすいポイントです。
ここで正直な話を。9月にこの過去問を初めて年度通しで解いたとき、わたしの点数は20点台でした。合格点に10点以上足りず、本気でやめようかと思ったほどです。それでも間違えた分野を論点別過去問題集で潰しては再挑戦、を繰り返すうちに点数は伸びていき、最終的に本試験で40点まで届きました。
過去問の点数が低くても、それは「弱点が見つかった」というだけのこと。この本は弱点発見器として使うものだと思えば、低い点数も怖くなくなります。
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宅建士の直前予想模試|仕上げの力試し
予想問題が4回分。問題冊子を1回分ずつ取り外せるので、本試験と同じ形式・時間配分で練習できます。10月の直前期に、本番のシミュレーションとして使いました。
過去問との違いは「まだ見たことのない問題で実力を測れる」こと。過去問は周回するうちに答えを覚えてしまうので、直前期の実力チェックにはこの模試が役立ちました。
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使う順番と時期|5ヶ月の実例
4冊は「どれから手を付けるか」で効率が大きく変わります。わたしの実際の切り替えタイミングはこうでした。
| 時期 | メインで使った本 | 使い方 |
|---|---|---|
| 5〜7月 | 教科書+論点別過去問題集 | 1分野読んだら同じ分野を解く、の往復 |
| 8月 | 論点別過去問題集 | 全分野の2周目。弱点に付箋 |
| 9月 | 12年過去問題集 | 年度別に通しで解く。弱点が出たら論点別に戻る |
| 10月 | 直前予想模試+論点別 | 本番形式の練習。新しい教材には手を出さない |
ポイントは、9月以降も論点別過去問題集に戻り続けたことです。4冊は「順番に卒業していく」のではなく、過去問・模試で見つけた穴を論点別で埋める、という循環で使うと得点が伸びました。
正直に書く、イマイチだった点
良いことばかりでは参考にならないので、使って感じた弱点も書いておきます。
権利関係(民法)は教科書だけでは厳しい場面がありました。文章での説明が中心なので、抵当権や借地借家法のような複雑な分野は、YouTubeの図解動画(わたしはゆーき大学を使いました)で先に全体像をつかむ必要がありました。教科書が悪いというより、民法という分野の性質だと思いますが、「この4冊+無料動画」がセットだと考えておくほうが現実的です。
それでも他のシリーズに乗り換えたいと思ったことは一度もありませんでした。弱点を差し引いても、教科書と問題集のリンク構造の便利さが上回っていた、というのが5ヶ月使った実感です。
4冊全部必要?予算別の買い方3パターン
「4冊で約1万円」を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれなので、予算別の現実的な組み合わせを3つ提案します。
パターン1|4冊全部そろえる(約1万円)
わたしと同じ構成です。インプット・分野別演習・実戦演習・直前対策まで一気通貫で揃うので、途中で「何を買い足すべきか」と迷う時間がゼロになります。通信講座が5万〜10万円かかることを考えれば、独学の総コストとしては最小クラスです。迷ったらこれをおすすめします。
パターン2|まず2冊から始めて買い足す
最初に教科書+論点別過去問題集の2冊だけ買い、9月に12年過去問題集、10月に直前予想模試を買い足す方式です。総額は変わりませんが、出費が分散するのと、「まず2冊で始めてみて、続きそうなら買い足す」という心理的なハードルの低さがあります。実際、模試は例年5月末頃の発売なので、後から買うのが自然な1冊です。
パターン3|最小構成の3冊(模試を省く)
どうしても絞るなら、削る候補は直前予想模試です。教科書・論点別・12年過去問の3冊があれば、合格に必要な演習量は確保できます。ただし「初見の問題で本番形式の練習をする」機会がなくなるので、時間を計って過去問の直近年度を残しておく、などの工夫が必要になります。わたし自身は模試があって安心できたので、余裕があれば4冊をおすすめします。
まとめ|教材選びを今日で終わらせよう
最後に要点をまとめます。
- みんなが欲しかった!シリーズ4冊だけで、独学5ヶ月・自己採点40点の一発合格ができた
- 4冊の役割は、教科書=インプット、論点別=分野演習、12年過去問=弱点発見、模試=本番練習
- 使う順番は「教科書と論点別の往復」から始めて、9月以降は過去問・模試と論点別の循環
- 民法だけはYouTubeの無料動画を併用すると理解が速い
- 迷ったら4冊全部(約1万円)。予算を分散したいなら2冊スタートの買い足し方式
教材選びに時間をかけるほど、勉強の開始日は遅れていきます。この4冊は「一番売れているシリーズ」という安心感どおりの実力でした。今日決めて、明日から始めましょう。
今から始めて間に合うのか不安な方は、こちらの記事でスケジュールを解説しています。
→ 宅建は6月からでも間に合う?独学5ヶ月で合格した50代のわたしの答え
5ヶ月間の学習記録と自己採点の詳細はこちらです。


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